みななさんこんにちは、ヤマトラです🐯
今回は、実際に自己破産を決意した理由や自己破産手続き中の生活をまとめました!
👆は自己破産に至るきっかけとなった出来事をまとめているので、ぜひ併せて読んでください!
目次
なぜ自己破産にしたのか
私が「自己破産」を選んだ理由、結論から言いますと。
返済するのがしんどくなったから。もう一度言います、「返済がしんどくなったから」です。
借りたもんはちゃんと返せ、私もそう思います。無責任だとも感じています。
「返済がしんどくなったから」とは言いましたが、一応この足りない頭で、一生懸命考えて出した答えです。
なぜ自己破産を選択したのか、その理由を3つお話します。
①「自己破産」以外の選択肢
自己破産をしましたが、本当は自己破産をできるだけ避けて返済できるならしようと考えていました。
だって自己破産をするということは、両親にもバレるのが確定ですから!
そこで私は、自己破産以外にどんな選択肢があるのかを調べました。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
借金をどうにかするには上記3つの選択肢があります。
またそれぞれメリットとデメリットがあるので紹介します!
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
借金の支払いが 免除される | △ 元金は残り利息がカット | ◯ 原則1/5まで減る | ◎ 借金支払いが免除される |
財産(車や家)を残せる | ◯ | ◯ | × 大部分を失う |
借金の原因を問われない | ◯ | ◯ | × ギャンブルや浪費などは認められない |
裁判所の手続きが不要 | ◯ | × | × |
職業の制限がない | ◯ | ◯ | × |
費用 | ◯ 5〜10万円 | △ 50〜60万円 | △ 30万円〜 |
完了までの期間 | ◯ 3ヶ月〜6ヶ月 | × 1年〜1年半 | △ 6ヶ月〜1年 |
このように、メリットとデメリットがあります。
②ブラックリストの期間
任意整理、個人再生、自己破産にはそれぞれを行うと、ブラックリストと呼ばれる期間が設けられてしまします。
一覧にして紹介をします。
何もしない場合 | 任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
日本信用情報機構(JICC) | 滞納・遅延を3ヶ月行い 完済してから5年間 | 弁護士から受任通知が送付された日から 5年間 | 5〜10年間 | 破産後 5年間 |
シー・アイ・シー(CIC) | 滞納・遅延を3ヶ月行い 完済してから5年間 | なし (滞納した時期に基づく) | 5〜10年間 | 破産後 5年間 |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 支払い遅延が解消してから 5年間 | なし (滞納した時期に基づく) | 開始決定から 5〜10年間 | 破産後 10年間 |
官報 | なし | なし | なし | 半永久的 |
上記からわかるように、5〜10年間はいずれにせよクレジットカードが使えなかったり、住宅ローンや携帯料金分割払いができなくなります。
③結論、自己破産をするなら早い方がいい?
私が借金をしたのが26歳で、借金の返済をしていた期間が約2年でした。
上記でも説明してきた通り、いずれ5〜10年間はブラックリストになるのであれば、自転車操業のように利息しか返せない状況で消耗するよりも
年齢が若いうちに自己破産をしてしまった方がいいのではないかと、そう考えて出した答えでした。
自己破産をするにあたり、借金の他にも奨学金の保証人(父)や連帯保証人(親戚)にはこの事実を伝えなければいけなくなりました。
今で笑い話にはなりまが、自己破産することを伝えるときはさすがに震えましたね。
自己破産することを伝えたとき
自己破産をすると決めたとき、ネックだったのが両親や奨学金の連帯保証人(親戚)にバレるということでした。
しばらく隠していたことをカミングアウトするドキドキ感、しかも借金あるから自己破産します!の報告、、、
めちゃくちゃ悩んで、覚悟を決めました。(ストレスでハゲるかと思うほど)この覚悟は人生でベスト3に余裕で入りますね(笑)
まずは両親に報告です。両親と話す機会をつくり、借金があること、返済ができなそうだから自己破産をすることを伝えました。
父からは、「どれぐらいの返済が必要なのか」「返済する気はないのか」などを聞かれ、私なりに自己破産以外の選択肢とメリット・デメリットを話しました。
話し合いをした時間はたぶん1時間ぐらいだったかな?自己破産をする決意が変わらない私に対して父は
「バカなことをしたな、ずいぶん高い勉強代になったな」この言葉で家族会議が終わりました。
次は奨学金の連帯保証人(親戚)への報告です。
実はこのとき、すでに弁護士も見つかり自己破産の手続きを開始していました。近いうちに報告すればいいやと思っていたら連絡が、、、
親戚からでした。内容はというと、裁判所から手紙が来たんだけどどういうことか説明をしなさいと。
はい、そうです。私が報告をする前にバレました。こんなところでもポンコツぶりを発揮するとは思ってもみなかったです。
さっそく会う日を決め、親同伴で親戚宅へ。私の置かれている状況を事細かく説明しました。
すると親戚は、「返済する気はないのか」と父と同じことを聞いてきたため、「ない、だから自己破産の手続きを進めている。」と答えました。
うん、めちゃくちゃ怒られました(笑)「返済しないなんて無責任だ!」という言葉を皮切りにボロクソに言われました。
正直、何を言われたか詳細は憶えていません。言えば気が済むだろうと思っていたので、その場は堪えるに徹しました。
まさか両親より親戚にボロクソに言われるとは思ってもみなかったですね。
手続き中の生活
このとき私は結婚をして、実家から出て暮らしていました。だから返済ができなくなったというのも関係があります。
妻に話すときは緊張も何もなかったです。借金があることを知った上で結婚しましたし、結婚して実家から出る時点で返済ができなくなる可能性が高いことを妻はわかっていました。
だから妻へ自己破産をしようと思っていることを伝えたときは、「早くやっちゃえば?」ぐらいの感じでした。妻マジで神!!!
自己破産手続き中の生活はというと
・携帯の名義を妻へ変更
・車の名義を母へ変更
・奨学金の返済者(名義)を父へ変更
大きいところの手続きはこんなところで、生活自体に大きな変化はありませんでした。
自己破産手続きに必要な書類で、私と妻の給料明細の数ヶ月分を用意したりと細かいところは多々ありますが、それはまたの機会にブログにまとめます。
まとめ(自己破産に決めた3つの理由)
まとめに入ります。私が自己破産に決めた3つの理由は
①返済がそもそも成立していなかったから
②ブラックリストの期間がどれも大体5〜10年間だったから
③まだ20代と若かったから
それぞれに補足をしていきます。
①返済がそもそも成立していなかった
実家にいて何とか返済していたものが、結婚することになり実家から出ていくことでアパート代に返済費用が持っていかれました。
これにより返済ができない状況になったからです。
②ブラックリストの期間がどれも大体5〜10年間だったから
③まだ20代と若かったから
②③はまとめて説明します。これはまさに言葉の通りです。
ブラックリストの期間が長くても10年、私が自己破産をしたのが2020年の3月でした。
ここから10年間となると私は40歳です。(正確には40歳になる年)まだいくらでもやり直しができる年齢だと思いませんか?
これがけっこう決め手になりましたね。
ただ冒頭でも話したように、返済できるものならしっかり返済したかった。
この気持ちは自己破産した今でも変わりありません。妻や両親、親戚にもめちゃくちゃ迷惑をかけて今があります。
こうやって普通に生活できていることがありがたいし、感謝しかないです。
ここまで散々話してきましたが、これは決して自己破産を推奨するものではありません。
現にこうしてブログを書いている今も、奨学金の返済は続けています。(奨学金は自己破産の対象にはできませんでした)
私のように投資の詐欺で負う必要のなかった借金で苦しんでいる人の後押しになればと思い、ブログでカミングアウトしています。
本当であればこんな黒歴史、墓場まで持っていくつもりでしたよ!
過去の私と似たような状況の人には、当記事を読んで少しでも気持ちが軽くなってもらえたらと思っています。
そうじゃない人は笑ってください。世の中にはこんな人もいるんですよ?
自己破産後は、ゼロから資産の形成をはじめました。その様子も当ブログで公開していますので、ぜひご覧ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう🐯bye-bye!